Pulse Paradice

1992年に出した本「パルス・パラダイス」の表紙です。

コンピュータ・ネットワーク（当時はインターネットなんて言葉は知らなかった）を使って人探しをする男シュメンドリクと、彼が探す、行方不明になったハッカー少女ダイアナのお話。ダイアナは丁々発止ハッカーとしてやっていくが、だんだんと自分の作り上げたバーチャルな自分と区別がつかなくなってゆき、最後にはコンピューターの中の「パラダイス」にダイブしてしまう・・という話ですが、こう書くとありがちな話ではずかしい。でも、その「パラダイス」がほんとうの世界と、すこしずつリンクしていく、という描写がマンガ全体をファンタジックな印象にしています。

ちなみにシュメンドリクという男の名前と不死の設定はピーター・ビーグルのファンタジー「最後のユニコーン」から頂いたのでした。

現在は絶版です。