上橋さんとFANを結ぶ期間限定交流掲示板 Q&Aログ
これは、上橋菜穂子さんとの期間限定交流掲示板のログです。掲示板で上橋さんに質問をされる方は、ココを見てなるべく同じ質問をしないようお願いします。回答に対する感想、切り口を変えての会話などはOKです。
ほぼ回答順に掲載していますので、見にくいかと思いますがごかんべんを…。
(最終更新 10月21日 白井)
<一般>
Q. 1 創作のための時間をどうやって作っているのですか。
Q. 2 お話を思いつくのはどのようなときですか?また、そんなときはどうしますか?
Q. 3 本のイラストを描く人とのあいだで相談したりするのですか?
Q. 4 どのような絵本や小説に影響されましたか。
Q. 5 最近のカラオケの持ち歌は何ですか?
Q. 6 どんな時に筆が進みますか?よく進んだ、書きにくかった、思い入れの大きい、シーンなどはありますか?
Q. 7 どんな気持ちで書かれていますか?
Q. 8 何歳ぐらいから[書く]ということを始めましたか?
Q. 9 戦闘シーンがくわしいのですが、武術の心得があるのですか?また、そうだとしたら、強いですか?
Q.10 どうしてそんなに細かく、うまく、(キャラなどの)設定や描写が出来るのですか?
Q.11 今までの作品の中で、気に入っているシーンやエピソードはありますか。上橋さんのツボは?
Q.12 お話に登場する人物や、世界の設定を決める時に、絵におこしたりしますか?
Q.13 最初にオーストラリアに行く前に、エビの躍り食いで練習したというウワサは本当ですか(^_^)?new
<守り人シリーズについて>
Q. 1 最愛のキャラクターは誰ですか。
Q. 2 ナユグに人は住んでいますか。
Q. 3 守り人の世界は丸いのでしょうか?
Q. 4 サグには、国はいくつくらいあるのですか?
Q. 5 タンダは昔武術を習っていた頃があったのでしょうか?
Q. 6 「夢の守り人」のユグノさん。彼の歌声はどんな音色をイメージしてらっしゃいますか?
Q. 7 「守り人」世界の言葉。ナユグ、ノユーク、ナユーグル。似通った響きですが方言とは違うんでしょうか?
Q. 8 バルサはどうやって多言語を習得したのですか?
Q. 9 バルサタンダたちは麦飯ばかり食べていますが、白米を食べる機会はないのでしょうか。
Q.10 「守り人」世界やキャラクターのモデルになった国や地域・民族、人はありますか。
Q.11 バルサとチャグムはまた会えるのでしょうか?また再登場予定のキャラクターは?
Q.12 登場人物の名前ってどうやって決めているんでしょうか?「アスラ」と「阿修羅」は関係ありますか。
Q.13 登場するおいしそうな料理はどうやって考案するのですか。料理は上手ですか。
Q.14 キャラクターにモデルはいますか。
Q.15 アクションシーンはどうやって想像していますか。
Q.16 バルサとタンダは今後どうなりますか?
Q.17 バルサたち登場人物の身長はどれくらいですか?new
Q.18「守り人シリーズ」はあと何巻くらい続きますか。new
Q.19 ヨゴの星読みさん方はどうやって星を「読む」のでしょう?new
Q.20 守り人の世界は、いつも上橋さんの中に存在しているのでしょうか。new
<創作について>
Q. 1 上橋さんは,忙しいお仕事をしながら本も書いておられますが,どのように時間をやりくりしていらっしゃるんですか。いつもとても不思議なんです。(ぽろんさん)
- どうやって時間のやりくりをしているか・・・。
うーん。実は自分でも不思議なのだす。
全然時間がないのだけど・・・ほんとーに時間がないのだけど
どうやって書いたのかなぁ。(いや他人事みたいにスミマセン)でもそんな感じなのですよ。
ただ、物語を書くときって、うまく波に乗るとものすごーく集中できるもんで、それで乗り切っているのだろうなと思います。
それでも、正直に言って、「私は今休んでいるぞー!」と心から思える時間は全くないです。休んでいると、「物語を書いたり、研究したりできるのにサボッている」って感じてしまうので。(貧乏性だなぁ)
誰か私にコピーロボット、プレゼントしてくれぇ!
Q. 2 お話を思いつくのはどのようなときですか?また、そんなときはどうしますか?(即座にメモるetc.)(ちぃさん)
- 話を思いつくのは・・・特定の時ではなく、突如やってくる感じです。ちなみに、メモは絶対とりません。プロットも書きません。頭の中だけで、ひたすら転がして、イメージを膨らませます。書いてしまうと、「物語の命」みたいなものが消えてしまうような、変なジンクスをもっているので。でも、近頃物忘れが激しくて、せっかくの物語の種が、芽吹く前に消えちゃうこともあって困ってます。ドングリを埋めた場所を忘れるシマリス状態ですね。
Q. 3 本の表紙や本文中の挿絵など、いつも見ていて、話のイメージとピッタリだなぁと(守り人に引きつけられたのも表紙がきっかけでした)思うのですが、やはり上橋先生とイラストを描く人とのあいだで相談したりするのですか?(夢梟さん)
- 絵についてのご質問ですが、二木さんや佐竹さん、そして、もちろん白井さんとも、ちゃんとお話をして、進めていくんですよ。でもね、彼女らはみな、やっぱりスゴイ。細かく指定しているわけじゃないのに、物語を読んで、読み取ってくれるんです。私の頭の中を見たんじゃないか、と思えるような絵が仕上がってくると、震えます。鳥肌が立つ時がありますよ。そういうとき、自分はなんて幸せなんだろうと思います。
Q. 4 小さい頃はどのような文学に興味があったのでしょうか。どのような絵本や小説に影響されたか教えて下さい。(しずかさん)
- 小さい頃に好きだった本は山ほどありますが(なにしろ物語中毒患者だったので)、日本の作家では、佐藤さとるさんの『コロボックル・シリーズ』や、いぬいとみこさんの『木かげの家の小人たち』のシリーズが好きでした。山中恒さんの『ぼくがぼくであること』も大好きだったなぁ。
イギリスの児童文学は大量にありすぎて。最も影響を受けた作家は、サトクリフ、トールキン、ランサムかな。アトリーや、ピアスももちろん大好きですけどね。
Q. 5 最近のカラオケの持ち歌は何ですか?(しずかさん)
- カラオケは、最近、学生たちが付き合ってくれないっ!(実は私が時間がないから、付き合ってと言えない!)
ちょっと前までは流行の歌はちゃんと歌えたのですが、今はねぇ。スピッツや、Coccoなんかは、必ず歌う持ち歌ですけども。
Q. 6 どんな時に筆が進みますか?よく進んだ、書きにくかった、思い入れの大きい、シーンなどはありますか?(とるこいしさん)
- 一番すうっと物語が走って、最後まで書けてしまったのは『精霊の守り人』でした。もうひとつ、意外にも、『神の守り人』も、一気に走れた物語です。思い入れの大きいシーンは・・・いろいろありすぎて、とても、ここに書ききれません。
書きにくかったシーン・・・これも、沢山在りすぎて。
Q. 7 どんな気持ちで書かれていますか?(とるこいしさん)
- 「書いている」というより、どっぷり物語世界に浸かっているので、息を止めて潜水しているような感じです。書く手を止めると、肩で息をしていることがありますよ。
Q. 8 何歳ぐらいから[書く]ということを始めましたか?(とるこいしさん)
- 何歳ぐらいから・・・物心ついたときから。小学校1年生の時、初めて買ってもらったノートに「太郎の大冒険」を書いたのを覚えていますから。(うーむ。当時から大冒険物が好きだったんだなぁ、今思うと。)
Q. 9 戦闘シーンがくわしいのですが、武術の心得があるのですか?また、そうだとしたら、強いですか?(とるこいし母さん)
- 武術の心得というほどではありませんが、ある古流柔術の道場に、ぽつぽつと二年ぐらい通っていた経験はあります。初伝の初伝さえマスターできず、受身専門でしたが、関節を決められた時の痛みや、急所の位置、力ではなく、一瞬のタイミングで投げられてしまったときの感覚などは、いい勉強になりました。(痛かったですけれども)
Q. 10 どうしてそんなに細かく、うまく、(キャラなどの)設定や描写が出来るのですか?(とるこいし妹さん)
- どうしてでしょう???
細かいですか? うーん。
自分でもどうやっているのか、よくわからないんですよ。
風景や人物は、見えてくるんです。
それを一生懸命、「言葉」で「デッサン」しているような感じですね。
自分が見えているバルサの表情などが、うまく言葉にならなくて困ることがよくありますよ。
Q. 11上橋さんが今まで書いてこられた作品の中で、気に入ってる…というか、ここの、こういう雰囲気が好きなんだよ〜っというエピソードやシーンはありますか?つまり、上橋さんのツボ(笑)が知りたいのです。(フユヤスミさん)
- 私のツボを知りたいそうですが、肩甲骨と背骨の間のあたりのねぇ・・・って、ちがう?
私自身が好きなシーンは、もちろん、たくさんあるのだけれども、「私はここが好き」と書いてしまうと、読んでくださる方が、まっさらな気持ちで読めなくなっちゃうんじゃないかなぁ。
だから、ごめんね、ここでは言わんでおきますだ。
Q. 12 お話に登場する人物や、世界の設定を決める時に、絵におこしたりしますか?それとも、それとも、あくまで頭の中にイメージを浮かべて文にするのでしょうか?
…私も、話を創作するのが好きなので、こういう質問になってしまいました。
ちなみに私の場合は人物も世界も絵におこしてから話を書き出すタイプです。
もしかしたら、上橋さんオリジナルのバルサや、タンダがいたりするのではないでしょうか?(憶測ですけれど)(かどねさん)
- ちぃさんのお答えのところで、絶対にプロットは書かないと書きましたけど、実は、絵は描きます。「守り人」で最初に描いたイメージ・ボードは、バルサとチャグムでした。そのすぐ後にタンダを描き、いまも、彼らは私の右手側に立ててある、スケッチブックの中にいます。
Q. 13 先日授業で、「食べられるものと食べるものは違う」という話題の中で、アボリジニは甲虫の幼虫を食べるということ、そしてフィールドで耐えられるようにエビの躍り食いで練習した人類学者がいるそうな、ということを話しました。そこで交流掲示板らしく質問!
上橋さんが、最初にオーストラリアに行く前に、エビの躍り食いで練習したというウワサは本当ですか(^_^)?
(イサドのギター弾きさん)
- ちなみに、エビの踊り食いだぁ?? ……そんなことしてないヨ。ウィッチディ・グラブ(もっこもこ太った大きなイモムシ)は、ナマだと甘エビに似てるらしいとは聞いたけども。
そうそう、今、気がついたんだけど、私、唯一「食べられないもの」があるとしたら、それは、「生きて動いているもの」かもしれない。気持ちが悪いより、カワイソウで。痛いだろうなぁと思いながら、どーして食べられるんじゃろ?
ちなみに、イモムシくんも、しっかり成仏したやつを、焚き火で焼いてもらって食べたのでした。
<守り人シリーズについて>
Q. 1 一番愛しいキャラクターってどなたですか?(サカキさん)
- 一人に絞ると他の連中が脳ミソの中で「祟りの儀礼」かなんかしそうなので・・・というのは冗談ですが、正直にいって、皆愛しいんですよ。でも、バルサが生まれたことで、次々に物語世界が生まれてきたんで、その意味ではバルサかな。私にとっては、彼女ほど「わかる」キャラはいないしなぁ。
Q. 2 ナユグには人、は住んでいるのでしょうか?
住んでたら危険なような気もしますが^^;(沙羅さん)
- ええと、ナユグをちょいと覗いて見ますね。・・・うーん。ヒト型生物は見えないみたいだなぁ。でも、あ、ヨナ・ロ・ガイが目の前を泳いでいった。ううむ。あんな生き物がいるってことは、ヒト型もいるかも。(これ以上覗いていると酸欠になるので脱出)
Q. 3 守り人の世界は丸いのでしょうか? 地球みたいな形してるんですかね?(沙羅さん)
- 守り人の世界は丸いか。・・・成層圏以上の高さに昇って、見下ろしてみた人がいないので、まだ判明してないみたいです。星読み博士たちなら、算出してるかもしれないけども。
Q. 4 サグには、国はいくつくらいあるのですか? 色々出てきていますが(名前だけでも)、 実際はどのくらいあるのでしょう? 大きい国だけでもかなりありそうですが・・・(沙羅さん)
- サグの国は、いま、私が見えているだけでも、かなりあります。南の大陸にはタルシュ帝国はじめ、歴史の古い国々がたくさんありますし。物語が進むにつれて、きっと、少しずつあの世界の姿が明確になっていくと思いますヨ。
Q. 5 タンダって昔武術を習っていた頃があったのでしょうか?(園里 )
- そうなんですよ。
バルサが目の前で熱中して鍛錬しているのを見ていて、自分もやってみたいなんて思った時があり、バルサはバルサで、タンダにも習わせようと思った時期があったんでしょうね。きっと。
子どもの頃って、そういうことあるもんね。
Q. 6 「夢の守り人」のユグノさん。彼の歌声はどんな音色をイメージしてらっしゃいますか?いやまさかオペラの声ではあるまい・・・どきどき。(聖さん)
- ユグノの声は、男性の声なのだけど、けっこう高めで、声量があるのに透き通った感じがする、伸びのある声なんです。そして、一人の声なのに、どこかに複数の響きがあるような、不思議なバイヴレーションがある。
Q. 7「守り人」世界の言葉。ナユグ、ノユーク、ナユーグル。似通った響きですが方言とは違うんでしょうか?(聖さん)
- さすが、よくお気づきで。ナユグに関する音の変化は、意識的にやっています。あれは、派生して、地域ごとに変化した単語なのです。
Q. 8 バルサは多言語を習得していますが、どうやったんでしょう?彼女にコツを教えてほしいですな~~(聖さん)
- 日本人は言語習得が苦手だから想像がつかないんだけど、海外では、私は多言語話者によく出会うんですよ。アボリジニの子なんかで、いくつものアボリジニ言語を話せる子もいるの。日常的に多言語と出会う環境ってあるんですよね。バルサの場合、そういう「身体で覚えた言葉」なんです。
Q. 9 バルサタンダたちは麦飯ばかり食べていますが、白米を食べる機会はないのでしょうか。やっぱり高いのかなあ。(聖さん)
- 白米食べますよ! やっぱり高いでしょうから、雑穀系が多いでしょうけどね。
Q.10 『守り人』の世界の各国の神話は、どれも面白くて大好きなのですが、そういった神話や言い伝え・慣習などを考える際に、モデルになった国や地域・民族などはあるのでしょうか? また、キャラクターでも、モデルになった方など、いらっしゃるのでしょうか。(強矢馨さん)
- モデルになった神話や言い伝えって、実は全くありません。ただ、職業柄、山のよーに神話伝承・民俗的慣習に触れる機会があるもんで、どこかでイメージとして出てきているかもしれませんが。ただ、ラッシャローだけは、イメージ・モデルがあります。スールー海のバジャウです。キャラには、モデルは全くありません。
Q.11 今後、チャグムとバルサが再会する事はあるのでしょうか? 少ぉしだけほのめかして下さると嬉しいです(笑)。また、それ以外にも、今まで出たキャラクターの中で、今後再登場するかもしれない、または上橋先生自身、再登場させたい、と考えておられるキャラクターはいるのでしょうか??(個人的な欲望を言ってしまうと、<狩人>の皆さんとか某歌歌いさんとか是非もう一度会いたいな、と思っています…!)(強矢馨さん)
- 会わせたいなぁと思っているのですが、そういう風に物語が動いてくれるか、いまは、まだわからないのが正直なところなんです。先の方は、ぼんやりと、まだ霧の中でうごめいている感じです。ユグノくんは・・・(以下自粛)
Q.12 以前『守り人掲示板』の方でも話題になっていた「アスラ」と「阿修羅」の関係です。実際のところどうなのでしょうか。あれ以来ずっと気になっています。(強矢馨さん)
登場人物の名前ってどうやって決めているんでしょうか?(リウセさん)
- 「アスラ」と「阿修羅」ですが、これもね、説明が難しいのですが、私の物語の住人たちは、皆、生まれ出た瞬間に「名前」をもって生まれてきてるんです。顔や姿と同時に、いきなり「音」として名前が浮かぶんですよ。アスラの場合は、お兄ちゃんのチキサとワンセットで「アスラとチキサ」として浮かんできたんです。だから、特に「阿修羅」から取ったネーミングというわけではないのだけど、でも関係がないかというと、そうもいえないの。というのは、なぜその人物に、その名前が浮かぶか、ということを考えてみると、その「音のイメージ」が、その人物に合っているからだと思うんですよ。ということは、私の中にある「阿修羅」のイメージが、関わってなかったとは言い切れない。そういうことなんです。
Q.13 「守り人」に出てくる食べ物は、どれもとても美味しそうなので読むたび想像しているのですが、いつもどのように考案されていらっしゃるのか気になります。何かモデルの食べ物などはあるのでしょうか?ついでに料理はお上手なほうですか?(ちぃさん)
- 料理ですが・・・好きだけど、上手くはありまへん。それに、現在は、ほとんどする暇がないっす。物語の中に出てくる食べ物は、人物や風景同様、突如頭の中に浮かんでくるんですよ。きっと、その時食べたい感じの物が浮かんでくるんでしょうね。
ただ、ありがたいことに、あちこちの国を巡って、いろんな料理を食べてきたので、そういう意味では発想の元になるイメージはけっこうあるのかもしれませんね
Q.14 お子さんなど、ご家族のなかで「守り人」のモデルになったような方はおられますか?(ちぃさん)
ここで質問なのですが、キャラクターはどういう風に考えていますか??
やっぱり現実にいる人やいてほしい人を考えて作っているのでしょうか??(うなさん)
- キャラには、モデルは全くいません。
キャラクター作りは、「作る」というより、いきなり「生まれて」くるんです。だから、現実にいる人はモデルにしてません。
バルサやタンダやチャグムやシュガは・・・いて欲しい人ですけどね。
Q.15 バルサが槍を扱うシーンなど、アクションの場面の臨場感あふれる描写はどのように想像されてるんですか?(ともさん)
- 実は私、普段からああいうシーンを考えるのが大好きでして。こうかかってきたら、こう受けて、こっちから巻き込んで決めて・・・なんて、しょっちゅう想像しているんです。短槍の技は、杖術から発想する場合が多いですね。
Q.16 そのままずばりで申し訳ないのですが、バルサとタンダの今後についてはどのように考えていらっしゃいますか?私としてはやっぱり結ばれてほしいのですが・・・。(ともさん)
- バルサとタンダの今後ですか・・・。私、X−FILESのメチャクチャなファンなのですが、もう10年近く前に、製作者のクリス・カーターが「スカリーとモルダーは絶対恋人関係にはならない!」としつこく言っていたのを、最近よく思い出します。なにしろ、最終話の最終シーンは・・・でしたからねぇ。
それとどう関係があるかと言われると困るのですが、つまり、作者の意図を、状況が超えてしまう可能性もあるということなんです。ようは・・・いまは、まだ、なんとも言えまへん、ということで。ごめんっ。
Q.17 質問ばかりで心苦しいのですが、また答えていただけますか?それは、バルサの身長です。よければどのくらいの身長なのか教えてください。あ、出来ればタンダのも。(聖さん)
- バルサの身長は、私のイメージでは163〜5センチくらいなんです。意外に小柄なの。でもね、強い人って、実際に向き合うと大きく見えるんだよなぁ。タンダは、168〜170センチぐらい。一番背が高かったのがジグロ。意外にすらっと背が高いのがシュガです。チャグムは伸びざかり。これからどのくらい伸びるのかな。
- バルサのことを意外と小柄と書いたのは、武人として、というより、カンバルの人としては、という意味だったのす。カンバルの人たちは、ヨゴ人よりがっしりと骨太な体格なので。
Q.18 お尋ねしたいのは、「守り人」についてはこの後何冊くらいの展開を考えていらっしゃるのか、ということです。 チャグムにも母性本能をくすぐられるのですが(笑)、やっぱりバルサの物語をもっと読みたいと願ってしまいます。(shippoさん)
- 『守り人』が、あとどのくらい展開していくか……先のことは、霧の中です。ぼんやりと展開していく先は見えていますが。どうぞ、気長に待っていただければ嬉しいです。
Q.19 ヨゴの星読みさん方はどうやって星を「読む」のでしょう?色や形だったら、毎年変わらないわけだし・・・どのように相を読み取るのか不思議です。(ちぃさん)
- 星読みはね、星の位置関係と空の色や状態を観測するんです。ちなみに夜に星を読むだけじゃなく、一日中の空の状態も観察を続けます。そして、正確な記録を積み重ね、農作物の出来不出来や、人の世界の出来事の吉凶などとつき合わせていくわけです。天文学と気象学と宗教の性格を併せ持った感じですね。
Q.20 守り人の世界は、いつも上橋さんの中に存在しているのでしょうか。突然にお話を思いつくのならば、やっぱりそうなのかな…と。(空菜さん)
- 守り人の世界はね、たしかに、いつも私の中にあるみたいです。
どこから私の中にやってきたのか、不思議ですけれども。